インプラント
implant
インプラントとは
インプラントとは、歯を失ってしまった場合に行う治療法の一つで、金属製の人工歯根を埋め込み、
その上に人工的な歯冠を装着して、失った歯を補う治療です。
当院ではインプラント専用の診療室を完備しておりますので、リラックスして治療を受けていただけます。
歯を失ってしまった場合の主な3つの治療法
ブリッジ
歯のない部分の両端の歯を少し削り、連結した形の冠を被せる方法です。
- メリット
- 治療期間が短い
- 固定式で違和感が少ない
- 銀色なら保険内で治療可能
- 審美性に優れた素材も使用可能(保険外治療)
- デメリット
- 両隣の歯を土台とするため、むし歯でない歯を削る必要がある
- 両隣の歯に負担がかかる(将来、歯根破折の可能性がある)
- 土台となる歯の状態により、ブリッジができない場合がある
入れ歯
歯のない部分に取り付ける、取り外し可能な入れ歯を制作する方法です。
- メリット
- 治療時間が短い
- 保険内で治療可能
- 清掃しやすい
- 薄い金属の板で作る入れ歯は異物感が少ない(保険外治療)
- デメリット
- 異物感がある
- 噛む力は天然歯の15%
- 審美性において劣る
- 取り外しの必要がある
- 将来、歯ぐきがやせていく
インプラント
外科手術を行い、人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯冠を乗せて固定する方法です。
- メリット
- 自分の歯と同じように噛める
- 両隣の歯を削る必要がない
- 他の歯に負担をかけない
- 審美性に優れている
- 固定式で違和感がない
- インプラント成功率は90%~95%
- デメリット
- 手術の必要がある
- 保険外の治療となる
- 治療期間が長い(約半年)
- 骨や全身の状態によってはできない場合がある
- タバコを吸う人にはお勧めできない
インプラント治療の流れ
1.検査Inspection
インプラント治療をするには、歯ぐきの状態がよくなければなりませんので、歯ぐきの検査を行います。 そして、インプラントを埋めるための顎(あご)の状態を診るため、CT画像を撮影します。 必要があれば、歯型をとって模型を作ることもあります。2.カウンセリングCounseling
撮影したCT画像をご覧いただきながら、現在のお口の中の状態、治療の流れ、費用、インプラント治療のメリット・デメリットをお伝えします。3.手術Surgery
インプラント体という人工歯根を顎の骨に埋め込む手術を行います。 患者さまの骨の状態によっては、顎の骨を造る手術を事前に行う必要があります。4.仮歯の装着Attachment of temporary teeth
埋め込んだ人工歯根の上に、仮の歯冠を装着します。 長い間歯を失った状態が続いたことで、噛み合わせが不安定になっている可能性がありますので、まず、この仮歯を装着して、しばらくの期間様子をみます。5.最終的な歯の装着Final tooth attachment
噛み合わせが安定したのが確認できれば、仮歯を外し、最終的な人口歯冠を装着します。6.定期的な歯のメインテナンスMaintenance
インプラント治療をした箇所も、天然歯の箇所と同様、歯周病になる可能性はありますので、必ずプロによる定期的な口腔内メインテナンスを受けていただきますようお願いします。インプラント治療の料金
インプラント治療は保険外治療となっております。
外科手術を行いますので、事前の精密な検査を受けていただいております。
CT撮影:11,000
サージカルガイド:33,000〜
インプラント:220,000
GBR(骨造成):55,000〜
仮歯:11,000
上部構造:110,000
インプラント Q&Aコーナー
インプラント治療に関して患者さまからよくご質問をいただくことについてまとめておりますので、
治療を検討中の方はぜひお読みください。
Q術後は痛みが出ますか?
A個人差はありますが、痛みが小さい場合がほとんどです。(痛み止めのお薬を処方しております)
Q治療期間はどのくらいかかりますか?
Aお口の中の状態や本数によりますが、3ヵ月から6ヵ月程度が多いです。
Q手術時間はどのくらいですか?
A手術自体の時間は30分から1時間くらいです。
Qインプラント治療は誰でも受けることができますか?
A骨の成長が止まった大人の方が対象です。糖尿病や骨粗しょう症等の疾患がある方や、喫煙者の方は難しいことが多いです。
Qインプラント治療はどのくらいもちますか?
Aメインテナンス次第では何十年ももちます。世界中の症例で言うと、40年もったケースもありますが、メインテナンス次第ですので、術後は必ず定期的なメインテナンスに来院していただきますようお願いいたします。