インダイレクトボンディングってすごい!
こんにちは、えごし歯科医院の江越です。
桜もあっという間に散ってしまいましたね。
さて、今回は矯正治療についてのご紹介です。
昨年行われた、所属している矯正勉強会のグループの年次ミーティングで新しく手に入れた新技です。
その名も『インダイレクトボンディング』。
ボンディングというのは要するに接着するということで、ダイレクトが直接、インダイレクトが間接というような意味です。
今までは矯正のボタンを付けるときに、患者さんの歯にひとつひとつ接着剤でくっつけていたので、めちゃくちゃ時間がかかっていました。
上下一度に付けるときは最大28本あるので30分以上かかっていました。
その間、口は開けたままで、しかも接着剤がくっつくように乾燥させないといけないのでお口はカラカラです。
インダイレクトボンディングだと、片顎5分くらいでできるのでめちゃくちゃ早いです。
具体的には、口の中ではなく模型にブラケット(矯正用のボタン)を装着して、それをシリコンで取り込み、それをお口の中に入れてくっつけるというやり方です。
このシリコンを歯にカパッとつけて、光を当てたら一気にくっつきます。
模型上でボタンを付けることができるので、より正確な位置に付けることができます。
欠点はこれを作るために歯型をとる必要があるくらいで、患者さんのデメリットはあまりないかと思います。
これからも勉強して色んな技術をつけていきたいと思います。