石膏模型について
こんにちは、えごし歯科医院の江越です。
今日から10月、今年もあと3ヶ月ですね。
娘が今日から保育園に行き出しまして、日々変化があるのでそれを見ていると、以前より1年が濃く感じる気がします。
なんか楽しみ見つけないとあっという間に1年終わってしまいますね。
今の楽しみは娘の成長と、自分の筋肉の成長です。
ヘルニアになって以来、筋トレとほんのちょっとの食事制限をやっています。
さて、今日の話題は石膏模型についてです。
歯型をとって、それに石膏を流し、模型を作ります。
その模型上で、銀歯だったりセラミックだったりを作ります。
なので正確な模型が作れないと、正確な詰め物が作れないわけです。
なんですが、
この型取り材や石膏は膨張や収縮をするので、厳密に言うと実際の歯とは違います。
最近銀歯の適合が悪く型をとり直さないといけないケースが連続したので、より正確な模型を作るためのツールを導入しました。
それが、電子混水比天びん、その名も
『キチリ』
石膏は粉と水を混ぜることで固まるのですが、その比率を正確に計るためのスケールですね。
これを使うと誰がやっても同じ比率で混ぜた石膏ができます。
さらにいいところは操作がとても簡単で、ボタンを矢印の通りにポンポンポンと押すだけで、何%の水が入っているかということが分かります。
粉と水の比率は石膏の種類によって決まってますので、石膏入れ(チャッピーっていうかわいい名前です)に水の割合を書いてます。
粉と水を混ぜたら、気泡が入らないように真空状態を作れる専用の練和器を使って混ぜます。
混ぜた石膏を型に流し込んで、乾燥して変形しないように保湿箱に入れて固まるのを待ちます。
固まったら模型の出来上がりです。
これを技工士さんに渡して、詰め物を作ってもらいます。
今回このキチリを見つけたのは、何かいいものないかなぁとネットで検索してたらたまたま見つけたのですが、材料屋さん曰く初めて見たそうです。
キッチンスケールとかを使われてる医院さんもあるかもしれませんが、すごくいい機械だと思うので、全部の歯科医院で導入されたらいいのにと思ってます。
精度の高い詰め物を作るためにこれからも工夫していこうと思います。