IOSって便利

こんにちは、えごし歯科医院の江越です。

IOSというのは、Intraoral Scanner の略で日本語では口腔内スキャナーと言います。

iPhoneのiOSじゃないですよ〜。

 

当院で採用しているIOSはセレックプライムスキャンです。

これが大活躍で、特にインプラントの分野では必ずこれを使います。

まずはインプラントを埋入する前にスキャンして、そのデータとCTのデータを重ね合わせてサージカルガイドを作ります。

そのガイドを使ってオペを行い、インプラントが骨とくっついたらまたスキャンして上部構造を作製します。

当院ではインプラントに関してはかなりデジタル化が進んでいると思います。

 

ということで、IOSでスキャンして上部構造を作って、今日セットしたケースをご紹介。

右手前にある白いのが、スキャンボディと言いまして、これをインプラントに差し込んでスキャンします。

そして、そのデータをラボにメールで送ると、技工士さんが上部構造を作ってくれます。

それを装着するとこんな感じ。

左下に歯が1本増えました。

この患者さんのように骨隆起があると型を取るのが痛くて大変なので、こういう患者さんにこそIOSは有効。

インプラントの型取りは通常の型取りとちょっと違って、操作が煩雑でぶっちゃけ面倒。

なのでIOSで型が取れるとものすごく楽なんです。

私が楽ということは患者さんも楽。

技工士さんもデータだけで作業ができるから楽。

だれも損しません。

強いてデメリットを言うなら、IOSの導入費用と維持費が高いというだけ(笑)

複雑なケースではまだ難しいですが、1本〜2本くらいのケースでの精度は実証済みです。

 

最近、インプラントを選択される方が増えてきているので便利な機器はどんどん使っていこうと思います。